2022年、後期高齢者の医療費負担が2割に引き上げられることが決まりました。

かつては0割負担の時代もあった、高齢者の医療費負担。2割に決まった背景には、高齢化社会で高齢者が増え、医療費が増大している問題があります。

今後も高齢化社会は進むでしょう。そうなれば、医療費や介護費の負担割合がもっと増える可能性も高まります。

そうなったとき、年金収入だけでやりくりできるか不安を感じてしまいますよね。少しでも年金の額を増やしたいところです(※編集部注)。

そこで、今回は繰下げ受給によって年金を84%増やす方法と、その注意点をご紹介します。将来の不安に備える一助になるでしょう。

【参考記事】厚生年金「ひと月25万円以上」受給する人の割合は?

年金を繰下げ受給するってどういうこと?

老齢年金の受取開始は、原則65歳です。この年齢を遅らせることを、繰下げ受給といいます。年金を受け取れるのが遅くなる代わりに、受け取れる年金額が増えるという仕組みです。

具体的にいくら増えるのかは、何歳まで繰り下げるかによって変わります。

繰下げ受給をした場合の計算式

増額率=65歳に達した月から繰下げ申出月の前月までの月数×0.7%

つまり、1年間繰り下げると「0.7%×12カ月=8.4%増」。70歳まで繰り下げれば「0.7%×60カ月=42%増」になる計算です。

受給開始年齢ごとの増額率

※老齢基礎年金・老齢厚生年金は同時に繰下げ受給することも可能です。また、片方を65歳に受け取ったり、受け取る時期を65歳以降にずらしたりすることもできます。