将来、いくらぐらい年金がもらえるのでしょうか?
このように、受け取れる年金額について不安を抱えている方は、かなり多いと思います。
ゆとりある老後生活を過ごすためには、年金は沢山もらえる方がよいでしょう。
しかし、年金が比較的多くもらえる会社員であれば、老後は安心なのでしょうか?
本日は、10年以上大手金融機関で勤務した経験がある私から、厚生年金「ひと月25万円以上」受給する人の割合についてお話させていただきます。
厚生年金「ひと月25万円以上」もらえる人は?
さっそく、厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金国民年金事業の概況」をもとに男女別に厚生年金の受給額を見ていきます。
男子
- ~5万円未満:15万977人
- 5~10万円未満:97万6724人
- 10~15万円未満:261万3866人
- 15~20万円未満:436万9884人
- 20~25万円未満:224万9128人
- 25~30万円未満:28万8776人
- 30万円~:1万7626人
女子
- ~5万円未満:31万5100人
- 5~10万円未満:234万1321人
- 10~15万円未満:218万2510人
- 15~20万円未満:41万2963人
- 20~25万円未満:6万3539人
- 25~30万円未満:4166人
- 30万円~:379人
平均年金月額
- 男子16万4770円
- 女子10万3159円
男女平均額:14万4268円
厚生年金を25万円以上受給している割合を、こちらのデータから算出すると、男子が約2.87%で女子が約0.09%でした。
25万円以上を受け取れるのは、ほんの一握りの人たちといえます。
では、老後は月々いくらぐらい生活費が掛かり、またどれぐらいの金額が実際に不足するのでしょうか?一つの例を見ていきましょう。