来たる2022年の干支は、「壬寅(みずのえとら)」です。

「虎は千里往って千里還る」という言い伝えでは、虎の勢いが盛んなさまが例えられています。

来年こそ勢いよく行動力を高めていきたい、そんなふうに意気込む方もいらっしゃるのでは?

さて、今回は誰しもが共通するテーマ「年金」についてフォーカスします(※)。

みんなの月額平均は実際いくらくらいなのでしょうか。また、いざ年金をもらう際に天引きされるお金についても解説していきます。

【※参考記事】厚生年金「ひと月25万円以上」受給する人の割合は?

年金制度を整理!

日本の年金制度は「2階建て構造」などとよばれています。

1階部分は国民年金です。

加入対象は、日本国内に住むすべての20歳から60歳未満の人で、保険料は皆一律です。1カ月当たりの保険料は1万6610円です(2021年度)。

2階部分は厚生年金です。

加入対象は、公務員や会社員などで、報酬比例で人それぞれ保険料が異なります。対象者は、1階部分の国民年金に加えて2階部分の厚生年金がもらえるしくみとなっています。

では、それぞれ平均受給額がどれくらいかを見ていきましょう。