国民年金と厚生年金「みんなの月額平均は？」天引きされるお金も簡単解説

国民年金・厚生年金の月額平均

厚生労働省年金局が公表する「令和元年度（2019年）厚生年金・国民年金事業の概況」をもとに、それぞれの平均額を男女別に見ていきます。

男女平均：5万5946円

男女で大きな差はなく、平均で5～6万円となりました。

国民年金のみの加入者は主に自営業やフリーランスの方。この年金額だけで老後の生活を送るには、厳しいものがありますね。そのため、現役時代から意識的に老後資金を作っていく必要がありそうです。

男女平均：14万4268円

厚生年金の額は収入や勤務期間によって決まるため、男女で6万ほど差があります。

男女の平均額は14万円台といえども、実際には男性の平均額に引っ張られていることがわかります。

国税庁「民間給与実態統計調査結果（令和２年）」によると、平均給与は男性が532万円、女性が293万円となっています。

平均で見ても男性は女性の２倍弱の給与であり、男女の収入の差はまだまだ大きいことがわかります。

女性の場合は、出産や育児のライフイベントなどのブランクも年金額に影響していると考えられます。

とはいえ、男女平等社会の「人生100年時代」では、男女関係なく年金以外の蓄えも備えていく必要があるといえますね。