「早寝早起き朝ごはん」と学力の関係
こうした当たり前のようなことを学校で指導しているのには理由があります。文部科学省が実施している「全国学力・学習状況調査※」の結果で、学力と生活リズムが関係していることが浮き彫りになっているからです。
※令和2年度は新型コロナウイルス感染拡大により中止
「平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査」の小学6年生の結果をみてみると、就寝、起床、朝食摂取で規則正しい生活習慣をしている子どもと、全くしていない子どもの国語・算数の平均正答率は、以下のようにどれも15%ポイント以上の開きがあります。
<就寝リズムと平均正答率の関係:毎日、同じくらいの時刻に寝ているか>
- 国語の平均正答率:「している」66.2%、「全くしていない」47.4%
- 算数の平均正答率:「している」68.6%、「全くしていない」53.2%
<起床リズムと平均正答率の関係:毎日、同じくらいの時刻に起きているか>
- 国語の平均正答率:「している」65.5%、「全くしていない」43.1%
- 算数の平均正答率:「している」67.9%、「全くしていない」49.4%