年金以外の老後資産、どう作る?

年金の平均額をみてどう感じたでしょうか。現役時代の収入に比べると、大幅にダウンする方がほとんどだと思います。人生100年時代と言われる今、老後が65歳からスタートすると仮定すれば、35年を年金収入で暮らすことになります。

厚生年金に加入していたとしても、月の平均は14.4万円。今の30代~40代が老後を迎える頃には、受給額はもっと減っている可能性もあります。

年金収入と貯蓄の切り崩しで生活することになりますが、少しでも不安なら65歳の退職後も働き続けることが有効でしょう。

ただし長く働き続けるには、健康であることや一定のスキルがあることなどが条件になります。定年延長や再雇用を希望する場合でも、働けないリスクに備えて資産形成をする必要があるかもしれません。

資産形成に有効なのものの一つは、投資信託などによる資産運用です。今は低金利で貯金をしてもなかなか利息がつきませんが、複利効果が期待できる投資信託なら、コツコツ資産形成が見込めます。ただし投資にはリスクがつきものなので、少しでもリスクを軽減するために時間を味方につけることが大切です。長期間運用することでリスクを減らせるので、老後を意識したときにさっそく始めてみてはいかがでしょうか。

今はオンラインセミナーなどでも情報が発信されているので、自分に合う方法を見つけてみましょう。

【ご説明】「第1号厚生年金被保険者」とは
厚生年金は現在、下記のように分類されています。

第1号厚生年金被保険者…厚生年金保険の被保険者のうち、民間の事業所に使用される者
第2号厚生年金被保険者…旧共済年金の加入者(国家公務員共済)
第3号厚生年金被保険者…地方公務員共済
第4号厚生年金被保険者…私立学校共済

参考:企業年金連合会「第一号厚生年金被保険者」

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参考資料

LIMO編集部