【二人以上世帯】年収600万円世帯の貯蓄はどのくらい?

では、単身世帯の方が結婚し、二人以上世帯となった場合についても見てみましょう。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和2年(2020年)調査結果」より二人以上の世帯のデータを確認します。こちらも、500~750万円未満の二人以上世帯を参考にご紹介します。

【二人以上世帯】年収500~750万円未満の貯蓄

  • 金融資産非保有:8.8%
  • 500万円未満:27.7%
  • 500~700万円未満:10.6%
  • 700~1000万円未満:9.2%
  • 1000~2000万円未満:19.4%
  • 2000万円以上:22.0%
  • 無回答:2.2%

平均値:1342万円
中央値:720万円

平均値は1342万円、中央値は720万円です。単身世帯と比べて平均が下がり、中央値が上昇しています。

2000万円以上が22%と、単身世帯とほぼ同程度の割合です。一方、500万円未満の人は36.5%。貯蓄が少めな世帯は、単身世帯よりも減っています。

一方で、夫婦世帯は単身世帯よりライフイベントが多い傾向にあります。そのため、ローンなどの借り入れがある世帯も多いでしょう。

総務省の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、年収600万円台世帯の貯蓄額は約1200万円。これに対し負債額は約900万円です。貯蓄額から負債額をさしひいた「純貯蓄額」は約300万円と非常に少ないことがわかります。

貯蓄と負債のバランスも考えて、長期的な目線でライフプランを立てられるといいですね。