【単身世帯】年収600万円世帯の貯蓄はどのくらい?

では、年収600万の人はどれくらい貯蓄をしているのでしょうか。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和2年(2020年)調査結果」を元に、まずは単身世帯の貯蓄事情を探ります。

こちらの統計では年収500~750万円未満の単身世帯を参考にご紹介します。

【単身世帯】年収500~750万円未満の貯蓄

  • 金融資産非保有:18.1%
  • 500万円未満:24.7%
  • 500~700万円未満:11.0%
  • 700~1000万円未満:7.6%
  • 1000~2000万円未満:20.5%
  • 2000万円以上:21.4%
  • 無回答:4.3%

平均:1614万円
中央値:562万円

平均は一部の大きな値(ここでいうとお金持ち層)に引き上げられる傾向があります。より実態に近い「中央値」を参考にするとよいでしょう。

平均の「1614万円」という金額を見ると、それなりに貯蓄できている印象ですね。その一方で、中央値は562万円です。

実際、貯蓄の中央値に近い500万円未満の世帯割合は、42.8%と非常に多いです。対して、2000万円以上貯蓄している世帯が21.4%となっており、この格差が平均値と中央値が1000万円以上離れている理由でもあるでしょう。

独身貴族を謳歌している方が一定数いる一方、フトコロの寂しさを感じている人も約4割程度いることも推測されます。