老後資金の準備。ポイントは「複利・長期積立」

老後資金に向けて、日々貯蓄を行う方もいるでしょう。預金も大切ですが、一方で準備するべき金額も大きいため、預金のみでは思うように老後資金が貯まらない場合もあります。

将来必要となる老後資金を準備するポイントは、「複利・長期積立」です。

たとえば、金融庁の資産運用シミュレーションを参考に、月2万円・年率6%(複利)で積み立てができた場合を計算してみましょう。

月2万円・年率6%(複利)で積み立てた場合

  • 毎月2万円・年率(複利)6%・10年間積立:327.8万円(元本240万円。約1.36倍)
  • 毎月2万円・年率(複利)6%・20年間積立:924.1万円(元本480万円。約1.92倍)
  • 毎月2万円・年率(複利)6%・30年間積立:2009万円(元本720万円。約2.79倍)

複利とは、「元本についた利子に対してさらに利子がつく」、つまり雪だるま式で増えるイメージで、期間が長いほど効力が大きくなります。

目指すところは、30年の長期運用でしょうか。なるべく早いうちから始められるといいですね。

ちなみに、かの高名なアインシュタインは、複利を「人類最大の発明」とまで呼んだといわれています。将来の安心できる老後生活を送るためにも、複利での資産運用を考えてみてはいかがでしょうか。

関連記事

参考資料