おひとりさまの貯蓄格差に対抗する方法は?
40~50代の貯蓄額では、金融資産を全く保有していない世帯が約3~4割いらっしゃる一方で、1000万円以上の貯蓄を保有している世帯が2割弱いるなど、貯蓄格差がみられました。
また、貯蓄額の内訳では、預貯金だけでなく運用性のある金融商品も保有するなど、バランスよく金融資産を保有していることが分かります。
老後の生活を支えてくれる大きな柱の一つが「お金」です。順調に貯蓄を増やしていくためにも、できれば30~40代のうちから、老後に向けてお金の勉強をしたり、長期的なマネープランを立てたりしておくと良いでしょう。
「資産運用」といっても、何を始めたら良いのかと悩みますよね。今の時代、つみたてNISAやiDeco(個人型確定拠出年金)に興味のある方もいるでしょう。
つみたてNISAやiDecoは運用して得た利益が非課税になる制度なので、初心者の方でも運用をはじめやすいでしょう。ただ、掛け金の上限額や非課税期間、途中で引き出せるかなど、それぞれ特徴が異なります。「自分の長期的なマネープランにはどちらが合っているか」を見極める必要があります。また、資産運用なのでリスクをきちんと把握しておく必要もあるでしょう。
まずはそれぞれの制度について調べてみたり、無料オンラインマネーセミナーを受けたりするのもいいですね。ご自身の老後に向けて、計画を立ててみてください。
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参考資料
- 宮野 茉莉子「40~50代「おひとりさま」のお財布事情。貯蓄額と保有している金融資産は?~40~50代のリアル~」(LIMO)
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査(令和2年)」
鶴田 綾