2025年2月13日に発表の株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」によると、2023年時点の日本では、純金融資産保有額3000万円未満の世帯が4424万7000世帯を占め、全体の約8割に達しています。

純金融資産保有額別の世帯数と資産規模

純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数

出所:株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」(2025年2月13日)

 

 

 

こうした背景のなか「預金が1000万円を超えると銀行から突然電話がかかってくる」といった話を耳にした方もいるのではないでしょうか。

これは何かのトラブルなのか、それとも営業電話なのかと考えますが、実はこの電話には、銀行員なりの理由と意図があります。

本記事では、その理由を預金保険制度(ペイオフ)や資産運用ニーズといった背景から解説し、さらに預金額が一定水準を超えた方が取るべき対策についても紹介します。