多肉植物、上手なお世話のコツ
鉢に植え付けた後の、多肉植物の管理のコツを紹介します。
多肉植物は屋外で管理しよう
多肉植物の生育に大切なことは、たくさんの太陽光を浴びること。そのため室内に届く光量では日照不足になってしまう可能性があります。
陽の方向に伸びようとして、徒長して形が崩れてしまう場合もあり、健康的に育ちません。ハオルチア以外の多肉植物は、原則風通しの良い屋外で育てて下さい。
長雨時や寒さの厳しい冬は軒下や室内に避難
原則屋外で育てる多肉植物ですが、梅雨などの長雨が続くときは多湿による被害を防ぐため、軒下に移動してあげましょう。晴れ間に日光浴をさせてあげると元気になります。
また、多肉植物は寒さに弱いものも多いため、3℃を下回る冬の日には日当たりの良い窓辺などに避難します。室内に取り込むことで葉の中の水分が凍結したり、霜で枯れたりしてしまうのを防ぎましょう。
病害虫対策には毎日の観察が一番
多肉植物にも病害虫は付きます。代表的なものは、うどん粉病やアブラムシです。
病害虫の予防・対策に最も効果的なのは、毎日の観察。病害虫を気づかず放置したままだと多肉植物が枯れてしまうこともあるので、異変を感じたら、薬剤で対処したり割り箸等で引き離すなど駆除しましょう。
水やりは2週間に1回が目安
植え付けてから1週間後に初めての水やりを行います。この頃、根が安定し始めるので、葉の上から水をかけます。鉢底から水があふれるまで水やりをしましょう。
土の状況は定期的にチェックしたほうがよいでしょう。特に水をたっぷりやった後などは1週間後などに様子をみます。棒などを差して多肉植物の状態をチェックしましょう。
棒に濡れた土が付いてくるようだったら、土が湿っている状況。さらに日当たり・風通しの良い場所へ移動します。棒が濡れてなければ、その多肉植物適した置き場所です。1週間後にまた水やりをします。
以降、水やり頻度は2週間に1度を目安にします。生育期と生育期以外は水をほしがる量が異なります。生育期を把握した上で、季節や気候、環境に合わせて、適宜様子を見ながら管理してください。
まとめにかえて
基本を押さえれば、初心者でも多肉植物はうまく育てられます。秋からの多肉シーズンに、ぜひ挑戦してみて下さい。
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大城 望