多肉植物、基本の育て方

初心者でもこれだけは押さえておきたい、多肉植物を育てる基本を解説します。

多肉植物の上手な選び方

秋は多肉植物が多く出回る時期。種類豊富な多肉植物をお店で選ぶとき、何を基準に選んだらよいか迷いますね。

基本的には、きれいなグリーン色をしていて、枯れた葉などがないこと、また病害虫が発生していないかを確認します。健康そうな多肉植物を選ぶとよいでしょう。

新芽が生えている場合はその新芽もきれいな色でつややかを確認してください。

多肉植物には葉の表面に粉や毛がある品種もあります。粉や毛がしっかりあるかもチェックします。

株につやがあるか、ぎゅっとひきしまった感じがあるかなど、葉の開き方や形状によっても見るポイントが異なります。株が持つ個性がきちんと発揮されているかを合わせて確認しておきましょう。

これらのポイントをクリアできていれば、一般的には元気な株といえるでしょう。株の状態をしっかり吟味してから購入するようにします。

多肉植物の性質に合った土が大切

多肉植物を上手に育てるために、生育に適した土づくりは重要なポイント。ベンケイソウ科の多肉植物は中粒くらいの大きさの土が適しています。基本的には、市販の多肉植物用の培養土で問題なく育ちます。

グリーンネックレスなどの水を好むキク科は粒の細かいもの、目が粗い土は根のしっかりしたサボテン科やハオルチア等のツルボラン科に適しています。

多肉植物に適した鉢の選び方

多肉植物を植える鉢は通気性のよい素焼き鉢が適しています。底に穴があいているほうがよいでしょう。

また根を張るスピードにもよりますが、根が張れる深さがあることが大切です。エケベリアやセダムなどのベンケイソウ科は根の張るスピードが遅いため、浅めの鉢でも大丈夫です。