60歳以上・無職世帯:「預貯金以外」の貯蓄の内訳
引き続き、60歳以上・無職世帯の「預貯金以外」の金融資産の内訳をみていきます。
生命保険など:408万円
有価証券:348万円
株式・株式投資信託:283万円
貸付信託・金銭信託:13万円
債券・公社債投資信託:52万円
金融機関外:8万円
預貯金以外に764万円の金融資産があります。その9割を、生命保険(53.4%)、株式・株式投資信託(37.0%)が占めます。
さて、同調査の結果、60歳以上・無職世帯の平均貯蓄額の合計は約2308万円となりました(※)。
(※四捨五入の関係で、先述の貯蓄の合計とは一致しません)
次では、「ほんとうの貯蓄額」を把握するうえで確認が不可欠である「負債」についても見ていきます。
60歳以上・無職世帯の負債事情
資産をみていくうえで、貯蓄と負債はセットにして考える必要があります。60歳以上・無職世帯の負債について見ていきます。
60歳以上・無職世帯:負債の内訳
60歳以上・無職世帯の負債平均額:78万円
- うち住宅・土地のための負債:60万円
60代以降は、住宅ローンを完済された方も多い年代です。60代・無職世帯の貯蓄額(預貯金以外の金融資産と預貯金の額の合計)から負債の額を差し引いた純貯蓄は約2230万円です。