「お金に働いてもらう」=資産運用のポイント
ファイナンシャルアドバイザーの私からのアドバイスは「お金に働いてもらう」発想をもっていただくということです。
長寿時代に備え、年金や退職金だけに頼るのではなく、自分で現役時代から少しずつ老後資金の準備を開始なさるみなさんが増えています。
実際、老後に向けての資産形成のご相談は多くなっています。
「老後資金づくり」を考える際に欠かせない視点の一つが、「お金にも働いてもらう」、つまり資産運用を取り入れることであるといえるでしょう。
ここで、資産運用で大切になる2つのポイントをご紹介しましょう。
① 「長期・積立」投資の視点を
資産運用は長期スパンで考えていかれることをお勧めします。
複利のメリットを最大限に活かし、雪だるま式に資産を増やしていくことにつながります。また時間の経過とともに「増え方」は加速します。
さらに積立投資のスタイルであれば、買付のタイミングが分散できるため、高値づかみを防ぐことに繋がりますので、より安定感が増す効果が期待できます。
20年、30年先を見据えた目線を持ちながら、運用を行う視点を持たれることをお勧めします。
② リスクに備える「保障」を考える
これは①を実現するために必要な考え方です。
20年~30年といった長期間運用を続けていくことを想定した場合、実はこれが非常に重要となってきます。
病気やケガ、失業といったまさかのアクシデントで収入が激減し、途中で資産運用を続けることができなくなる可能性もあります。
こうした場合に備え、働けなくなった場合や、介護が必要となった場合などに対応する最低限の保障を準備していくことをぜひお勧めします。