貯蓄2000万円あるのは?

次に、金融資産を保有していない世帯も含んだデータも確認していきましょう。

60歳代・二人以上世帯「金融資産保有額」(金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 金融資産非保有:18.3%
  • 100万円未満:3.5%
  • 100~200万円未満:4.0%
  • 200~300万円未満:4.0%
  • 300~400万円未満:3.3%
  • 400~500万円未満:4.0%
  • 500~700万円未満:5.3%
  • 700~1000万円未満:7.5%
  • 1000~1500万円未満:7.5%
  • 1500~2000万円未満:6.3%
  • 2000~3000万円未満:13.3%
  • 3000万円以上:19.6%
  • 無回答:3.3%

金融資産を保有していない世帯を含めると、貯蓄が2000万円以上ある世帯の割合は32.9%となり、先ほどの金融資産保有世帯における比率40.3%と比べると7.4ポイントも低くなっていることが分かります。

また平均値と中央値も同じくみると以下の様になります。

平均:1745万円
中央値:875万円

ここで、平均値と中央値についてふれておきます。中央値は貯蓄額が少ない順、あるいは多い順に並べたときに全体の真ん中にくる人の金額をいいます。

それに対し、平均値は、一部の極端に貯蓄が多い人の数字に引っ張られてしまうので、数値が大きくなりやすい傾向があります。平均値より中央値を参考にしていただければと思います。