見事な逆転劇で合格に至った生徒も

違う学年でしたが、A君と同じように地域二番手校を狙うBさんは真逆の展開で合格をもぎ取ることができました。

Bさんは文化部に所属しており、のんびりとした性格。通塾開始は中学2年の冬で、基礎学力はあるものの応用力が不足気味でした。

部活引退も秋と、運動部に比べて本番までのラストスパートが短くなります。そのことを念頭に、夏休み中は部活が終わったらお弁当持参で塾で授業を受けたり自習室を利用するなど、家にいてダラダラする時間を自主的に減らしていました。

部活を引退した後は、平日も、塾の授業のない日も塾にやって来て自習室をフル活用し勉強に励んだBさん。その甲斐あって、12月頃には合格に届きそうなレベルにまで成績がアップ。直前期となる冬休みも勉強時間を維持し、そのまま合格を自分の手でつかみ取りました。

中学3年生の春の段階では合格はかなり厳しく、相当な努力が必要と塾の先生たちは見ていましたが、Bさんは自分に学力が足りないことを自覚して努力をした結果、見事サクラが咲いたのです。

やる気十分だったが、あと数カ月欲しかった生徒

本人の努力とやる気で合格をつかみ取るという話には感動を覚えますが、生徒自身が真面目に勉強に取り組んでいても、必ずしも明るい結末を迎えるとは限りません。いまだに思い出すたび心が痛む生徒、それがC君です。

C君が塾のドアを叩いたのは、部活を引退した中学3年の7月下旬のこと。そこから入会となったのが8月でした。運動部に所属し、強豪高に進学を希望していました。