6月に結婚する花嫁は幸せになれる。古くからヨーロッパで言い伝えられてきた「ジューンブライド」の季節がやってきました。コロナ禍ではあるものの、結婚を考えるカップルも多くいらっしゃることと思います。

そんなおめでたい結婚ですが、結婚式や新婚旅行、新居の準備など、なにかとお金がかかりますよね。費用の工面にお困りの方もいらっしゃるかもしれません。

こんなときに活用できる政府の助成制度があるのをご存知でしょうか。夫婦として新生活をスタートさせようとするお二人に役立つ制度です。さっそくみてきましょう。

結婚助成金とは?

それでは、これから結婚する人向けの公的な制度である「結婚生活助成事業」(以下結婚助成金)について解説していきます。

結婚助成金は、これから夫婦として新生活をはじめる世帯の補助が目的です。具体的には下記のような費用をサポートします。

  • 新居の購入費
  • 新居の家賃、敷金・礼金、共益費、仲介手数料
  • 引越業者や運送業者に支払った引越費用

また、対象世帯は下記の4つの要件すべてを満たす必要があります。

  • 令和3年1月1日から令和4年3月31日までに入籍した世帯
  • 夫婦の所得が合わせて400万円未満(世帯収入約540万円未満に相当)※
  • 夫婦ともに婚姻日の年齢が39歳以下の世帯
  • その他、住んでいる市区町村が定める要件を満たす世帯

※ 奨学金を返還している世帯は、奨学金の年間返済額を夫婦の所得から控除

お住まいの市区町村が実施していない場合は受け取れないところに注意が必要です。