お金に「働いてもらう」発想
国民年金・厚生年金の平均的な受給額を確認したあと、老後の生活費についても考えてみました。
「理想の老後」のカタチは人それぞれですので、かかるお金も人それぞれです。
とはいえ、多くの人が必要となるであろう数千万円単位の老後資金は、一朝一夕で用意できるものではないといえるでしょう。
銀行などにコツコツ預金を積み立てていったとしても、超低金利が続く今、「お金を増やすことにはつながりにくい」というのが現状です。
そこで検討をお勧めしたいのが「資産運用」。つまりお金に働いてもらう、という発想です。
ポートフォリオに、投資信託や保険商品などをバランスよく組み入れていくことは、より効率的にお金を育てていくことに繋がります。
なお、資産運用では、ご自身に合った方法と金融商品を選ぶことがたいせつです。
お金のプロである、IFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)などの意見を取り入れながら、ゆとりの老後に向けたマネープランの見直しを進めていかれるのもよいでしょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和元年度(2019年)厚生年金・国民年金事業の概況」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和2年調査結果」
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森重由里子(LIMO)「【国民年金・厚生年金】年収でねんきん受給額はどう変わるのか」
鶴田 綾