60代おすすめの運用方法
60代に関しては、すぐに老後が始まる、あるいは既に老後が始まっている状況です。
基本的には守りの資産運用で3つのポイントのうち、長期は省いて、複利と積立でリスクを抑えた運用を行うか、手元に比較的大きなお金がある場合は、複利効果だけを使って安定的に運用を行うことをおすすめします。
これで「老後の大きな資金が作れるのか?」と疑問に思う人もいるかと思います。
仮に月々3万円を年率5%複利で30年間運用すると、約2500万円程度(課税前)になります。十分検討する価値はあると思います。
また、老後間近の方で手元資金がある方で考えても、仮に1000万円を年率3%の複利で10年間運用した場合、1340万円程度になります。
預金しても利息がほとんど無いことを考えると、効果は絶大だと言えるのではないでしょうか。
まとめにかえて
今回は、年代別の資産運用方法についてお話しましたが、より具体的に聞きたいと思った人はも多いのではないかと思います。
実際にプロのアドバイザーに話を聞くことで、具体的な自分に合った運用方法が見つかるかもしれませんので積極的に活用してみることをおすすめします。
参考資料
- 金融広報中央委員「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和2年)」
- 金融広報中央委員「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」
- 金融審議会「第21回市場ワーキング・グループ厚生労働省提出資料」
- 公益財団法人生命保険文化センター〈「生活保障に関する調査」/令和元年度〉
- 谷口裕梨「元信金職員が解説、やってよかった資産運用とは」(LIMO)
- 谷口裕梨「「学校では教えてくれない」大人になって知るお金で大事なこと」(LIMO)
- マネイロ「資産運用はじめてガイド」
佐藤 雄基