さいごに
国民年金と厚生年金では老後に受け取る年金額に大きな差があることが分かりました。
国民年金の加入者のみなさんは、付加保険料を納付して受給額を増やす、国民年金基金に加入して上乗せ年金を作っていく、といった工夫を検討されるとよいでしょう。
また、国民年金・厚生年金ともに年金を遅く受け取り始めることで、受給額を最大で42%(※2021年3月現在)アップすることができる「繰下げ受給」についてもぜひ視野に入れておかれることをおすすめします。
私たちの多くにとって、老後の生活の柱となるのはやはり「公的年金」といえるでしょう。
とはいえ、長い老後生活をよりゆたかなものにするためには、若い頃からコツコツと資金形成をしていくことがとてもたいせつです。
長い老後を見据えた「お金の計画」はできるだけ早めに意識しておくことをおすすめします。
参考資料
- 厚生労働省「令和3年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は昨年度から0.1%の引き下げです~」
- 厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金保険・国民年金事業の概況(令和2年12月)」
- 日本年金機構「年金の繰下げ受給」