生活を切り詰めすぎず、しっかり貯蓄につなげよう

貯蓄ができないということは、収入と支出がイコールになってしまっているからです。しかし、いきなり収入を大幅に増やすのは難しいものでもあります。その分、支出であればある程度コントロールがしやすいので、効率的に節約をすることでしっかり貯蓄につなげることも可能なのです。

生活を切り詰めた節約は、身も心も貧しくなってしまいがち。また、苦しい節約をしても決して長続きしません。貯蓄上手な人たちは“締めるところは締め、使うシーンではしっかり使う”などのメリハリのある生活で楽しく節約に取り組んでいます。収入が少ないから貯蓄ができないと悩んでいる方は、まずは支出を可視化してみましょう。思わぬ「無駄」に気づくと、節約効率がぐっと上がるかもしれませんよ。

貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

参考資料

中川 雅美