パワポ、箇条書き禁止。驚きの会議文化
アマゾンの社内企画書はA4で4~6枚。フォントサイズは10.5ポイントだそうです。そして、あくまでテキストベースで構成していきます。必要なデータ/図表は別添としてまとめ、企画書枚数に含めない。企画書内で過剰に図表を使ったり、いわゆる“レイアウトや色使いに凝る"なんてことは禁止。パワポなどのプレゼンソフトは当然、使えません。
要は、その企画書を読むだけで、相手が理解できないとダメということです。もっと言ってしまえば、“レイアウトや色使いに凝る"なんてことは「時間のムダ」という考え方なのかもしれませんね。
テキスト内容にも、もちろん厳密性が求められます。抽象的な表現などは一切アウト。恐ろしいのは箇条書きが禁止なこと。つまり、ひとつの文章として論理性や具体性がないと会議資料として使用してもらえないそうです。
この話を聞いたとき、はじめは「なんだ、4~6枚書けばいいのか、楽勝でしょ」と思ったものです。しかし、よくよく考えると段々と恐ろしくなってきました。まず、テキストベースということと、そして箇条書き禁止という点です。
パワポ提案書って、ごまかせると言えばごまかせます。たとえば、スライドタイトルを「前提となる市場条件」として、マルをデカク5つ位書いて、そのマルのなかにアマゾン禁止の箇条書きテキストをぶち込んでおけば、最低カッコウが付きます。