求められるのは論理性と合理性
結局、アマゾンが嫌うのは箇条書きで5点挙げた場合、その5点の相互の因果関係などが見えないということなのでしょう。
たとえば、箇条書きAは箇条書きBに主として起因しているなど、因果関係がある場合が、かなりあると思います。これを日本の社内文書の書き手の一人として弁解すれば、「そんなものはさ、口頭でキッキリ説明しますよ」ということになるのですが、それは許されないのでしょうね。
たしかに口頭説明は、何人聞いているか分かりませんし、エビデンスも残りません。そして説明者もエビデンスが残らないことを、かなり意識しています(これは自分の経験ですが)。
口頭説明を録音する手もありますが、そうすると残すデータが音声ファイルとドキュメントファイルになってしまいます。音声ファイルをテキストデータ化すれば・・・そんなことをする位なら、「はじめからテキストで完結しとけよ」という話ですよね、すいません。
結局、アマゾン会議は論理性と合理性を突き詰めているのだと思います。日本でいう「会議資料なんて事前に読んどけよ」というムードも、厳密に言うならば、会議開始前に各参加者がどのくらい、精読しているか確認するべきですよね。そうしないと会議なんて始められない気もします、本来は。