4年ぶりの完全新作となる「桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜」。初のNintendo Switch向けで、コロナで「ステイホームの充実」を図る人々の需要も取り込み、昨年11月の発売以来、累計販売本数は250万本超(ダウンロード版含む)。シリーズ最大のヒットを飛ばしています。
家族みんなで楽しめる「桃鉄」ですが、実は父親・母親たちの間で「お金の勉強になる」と評判なんです。
では、子供はいったい桃鉄で、どんなことを学ぶのか…? 実際に子供とプレイしている男性に話を聞いてみました。
最初は「桃鉄」のキモがつかめず四苦八苦
40代の会社員、Hさん(男性)は、昔から桃鉄の大ファン。このたびの新作も心待ちにしていたそうです。
「キャラクターのデザインが変わったのは残念でしたが、それでも懐かしくて、ソフトを手にしたときはうれしかったですね」
発売日に即ゲームを入手したHさん、すると小学3年生の息子さんが「あ、桃鉄!俺もやりたい!」と言ってきたのだそう。息子がやりたがるとは渡りに船、とばかりにさっそくその日の夜、奥さんも交えて家族3人で桃鉄大会と相成りました。
「ルールはとても単純。すごろくゲームの要領で、出た目の数だけ電車を進めて、決められた目的地に一番早く着いたプレイヤーが〈援助金〉をもらえます。線路上の青のマス目ではお金がもらえ、赤のマス目ではお金が減る。黄色のマス目ではさまざまなカードがもらえます。途中駅に到着したら、手持ちの資産で〈物件〉=事業が購入でき、最終的に総資産が一番多いプレイヤーの勝ちです」