60代「退職金で老後を逃げ切れる」は本当か

Giuseppe_D'Amico/shutterstock.com

定年退職、年金受給スタートといったライフスタイルの変化が多くの人に訪れる60代。

「現役時代にがんばって働いた分、老後は悠々自適に過ごしたい!」

そんな期待がある反面、

「『老後資金2,000万円』なんて話を聞くと、今の貯蓄状況で長い老後を乗り切れるか不安・・・」と感じている方も少なくないはず。

老後生活の入り口で貯蓄が増えるタイミングといえば、おつとめの方であればやはり「退職金」といってよいでしょう。

でも、2,000万円もの老後資金を、本当に退職金だけでカバーできるのでしょうか。

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「退職金2000万円」受け取るには何年勤めればいいのか

さて、退職金の金額を左右する要素として、まず「学歴」と「勤務年数」が挙げられることはご存じでしょうか。

では、何年間勤務すると退職金が「2000万円」に届くのでしょうか。

さいしょに、日本経済団体連合会が2年ごとに実施している「退職金・年金に関する実態調査結果」(2018年9月度)から、学歴別の標準者退職金を整理していきます。

標準者退職金

(学校卒業後直ちに入社し、その後標準的に昇進・昇格した者を対象に算出)

  • 大学卒(総合職):2,255万8,000円
  • 高校卒(総合職):2,037万7,000円
  • 高校卒(生産・現業):1,817万2,000円

※退職金額は、退職一時金のみ、退職一時金と年金併用、退職年金のみの場合の額を合算し、単純平均したもの。また各項目で集計企業数が異なるため、比較の際には留意が必要となっています。

このように、総合職は大学卒、高校卒ともに2000万円を超えています。ただし、これはあくまでも勤務年数が長いケースです。

次では、学歴・勤務年数による差を見ていきます。

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執筆者

 早稲田大学第一文学部卒。学参系編集プロダクションなどで校正・校閲・執筆を学ぶ。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務において15年以上の経験を持つ。現在はLIMO編集部において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集に携わる。紙媒体での経験を生かし「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。