コロナで就職先が倒産

「コロナの影響で就職した会社が倒産してしまった」というのは、もともと建設系メーカーで働いていた20代のCさんです。「去年の春に入社したものの、わずか数か月で会社が倒産。次の会社を探すも、当時はどこも身動きが取れない状況で派遣社員として雇ってもらうのも厳しかった」のだそう。

「1~2か月くらい無職の期間があって、その頃は本当にどうなるかと思って心がヒリヒリした。ついに諦めて地元へいったん戻った。地方から就職のために東京に出てきたのに、すぐに出戻り。親に泣きつく形で実家に帰った」と言います。

その後、地元の知り合いの会社でようやく雇ってもらうことができ、今はそこで勤務しているCさん。「あの状況で拾ってくれた会社には愛着があるし、頑張ろうと思える」と言います。

「でも一方で、東京へのあこがれも捨てきれない。コロナがなければ、今頃東京で仕事を頑張っていたのだろうと思うと悔しい。自分と同じようにコロナで人生が変わってしまったり、夢をあきらめざるを得なかった人も多いのではないか」と案じていました。