大人になると同時に、多くの人たちが夢や希望を抱き社会へと旅立ち、自分の力を発揮すべく日夜努力しているのではないでしょうか。
中には子供のころから憧れていた職業に就き、その夢を叶えるべく邁進している人もいると思います。しかし、好きなことで苦労することに比べ、圧倒的に苦痛に感じるのが人間関係といった問題ではないでしょうか。その中でも特に多くの人が頭を悩めるのが上司や同僚との関係です。
ベテラン社員ともいわれる「ミドル世代」におこなったアンケート結果をのぞいてみると、多くの方がパワハラに悩んだ末、望まない形で人生の選択をしているようなのです。
8割が被害経験!身近にひそむパワハラ社員
エン・ジャパン株式会社は、ミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上で、「ミドル世代に聞く『パワハラ』実態調査」(2018年12月28日~2019年1月31日に調査。サイトを利用している35歳以上のユーザー2911名から回答。)をおこないました。
その結果、82%もの人が「パワハラを受けたことがある」と回答。社会人歴が長くなるとともに、多くの人がパワハラ被害にあっていることがわかりました。中でも一番多かったのが「同性・年上の上司からパワハラを受けた」というもので、パワハラ被害者の75%がこの関係性で辛い思いをした経験があるとのこと。また、「どのような内容か」という質問に対しては「精神的な攻撃(公の場での叱責・侮辱・脅迫)」が66%にのぼりました。
「こんな思いをしているのは自分だけかも」「上司は自分のためを思っていってくれているのに苦痛に感じてしまう自分はダメなんじゃないか」などひとりで悩んでしまう人もいるかもしれませんが、実は多くの人がそういった被害にあい、苦悩した経験があるようです。