パワハラの起こらない風土とは?

とはいえ、パワハラをおこなう人間ばかりがのさばり、被害にあった人たちが次々に辞めていくような会社は健全といえるのでしょうか。

調査では「パワハラをなくすために有効だと思う方法」を質問。「第三者機関による社内風土のチェック体制をつくる」という回答が一位になりました。

確かに、同じメンバーで長年築いてきた風土というのは本人たちが気づかないうちに独特なものになっていることも多いと感じます。多くの人が快適に過ごせる空間かつ、優秀な人材を失わないためにも、世間とのズレはないかなどひとりひとりが「パワハラをおこなわない意識」と「パワハラをおこさせない気持ち」を持ち風通しをよくしていくことで、今後パワハラ被害にあう人が一人でも減っていくことを願ってやみません。

【参照】
エン・ジャパン株式会社「ミドル世代に聞く『パワハラ』実態調査

佐渡 六花