パワハラを受けた35%が退職を選択
Sさんの様に、ずっとやりたかった仕事につけたにもかかわらず、仕事の内容以外で苦しむ人は少なくありません。調査によると、パワハラを受けた人の35%が対処方法として「退職」を選択しているそうです。
「仕事内容には不満はない」「夢だった部署にやっと配属された」という気持ちはなかなか退職する決意を揺るがすものです。しかも、そのために就職したのであれば悔しさは計り知れません。ですが、「毎日の生活の中の大半を占め、眠れなくなるほど毎日が苦しくなるような環境に身を置き続けることは自分にとって夢をあきらめることよりも大きかった」とSさん。大人になると、相手を変えることは容易ではありません。だからこそ、選択肢の一つとして「転職」を選ぶことは逃げることでも恥じることでもないのではないでしょうか。