60代の資産格差(金融資産保有世帯)はどれくらいか
それでは、実際に老後を迎える60代はどの程度の資産があるのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)」によると、60歳代の金融資産保有額別の割合は、以下の通りです(金融資産保有世帯)。
- 100万円未満:4.5%
- 100~200万円:5.3%
- 200~300万円:4.2%
- 300~400万円:5.1%
- 400~500万円:3.6%
- 500~700万円:7.7%
- 700~1000万円:6.8%
- 1000~1500万円:12.8%
- 1500~2000万円:7.5%
- 2000~3000万円11.9%
- 3000万円以上:20.2%
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平均:2203万円
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中央値:1200万円
60歳代の金融資産保有額の平均値は2203万円なので、老後生活は大丈夫だと考えるかもしれません。
しかし平均というのは、一部の資産家によって押し上げられているので実態とは異なります。中央値の1200万円というのが、実態に近い数値になるのです。