グリーン電力証書とは

「グリーンエネルギー(GE)マーク」とは、2008年「グリーンエネルギー認証センター」が 制定したマークで、使用する電力をグリーン電力で賄ったことを示すものです。ちなみにアサヒビールでは2009年から、この取り組みを開始しており、そのグリーン電力は日本自然エネルギー株式会社の「グリーン電力証書システム」 を通じて実現されています。

「グリーン電力証書」とは、一言でいうと再生可能エネルギーにより発電された電気を「電気そのものの価値」と「環境付加価値(化石燃料の節減やCO2排出抑制等の付加価値)」のふたつに概念的に分離し、「環境付加価値」を第三者認証機関の認証を得て、「グリーン電力証書」という形で証券化して取引する仕組みです。いわゆる「カーボン・オフセット」と呼ばれる手法のひとつです。

当たり前のことですが、電線を流れている電気は、再生可能エネルギー由来のものも、石炭火力発電や原子力発電由来のものも全て混ざっています。

スーパードライもそのような電気を使用して製造されていますが、スーパードライ製造に要した全電力量を算出したうえで、その分のグリーン電力証書を購入し、グリーン電力で製造したと「見なす」わけです。つまり「環境付加価値」を元の場所から違う場所へ転移させるということです。