定年60代の金融資産の変動
前項と同資料によると金融資産残高の一年前との増減比較において増えたと答えた60代は、13.7%で最下位の70代の8.7%に続いて下位から2番目でした。
増加した理由としては、相続、退職金による臨時収入があったからと答えた世帯が27.4%と2位の70代以上の7.1%を大幅に上回りほとんどの方が60代で退職金を受け取るため金融資産が世代でトップになっているようです。
一方で減少した理由として定例的な収入が減ったので金融資産を取り崩したからと答えた方も、各世代比べてダントツに多い結果となりました。
定年60代の老後の生活への考えかた
ここまで、60代世帯の金融資産についてみてきましたが、60代は自分たちの老後の生活についてどのように感じているのでしょうか。
結果は以下のとおりとなっています。
- それほど心配していない・・・20.4%
- 心配である(多少心配である、非常に心配である)・・・78.8%
- 無回答・・・0.7%
60代の約8割がもうそこまで来ている老後の生活に対して心配しているという結果になりました。