定年60代にみんな本当はいくら貯金してるか

Aleksei Morozov/iStock

2019年に大きな話題となった「老後2000万円問題」ですが、この『2000万円』という数字のみが独り歩きをし、私たちに大きな不安を与えました。

報告書を発表した金融庁としては、老後の生活資金に向けて国民に自助努力を促したかったわけですが、その意図は国民の混乱という渦の中に埋もれてしまいました。

多くの方が定年退職を迎える60代は、2000万円問題に直面する世代といっても過言ではないでしょう。

私は大学卒業後、証券会社で証券外務員として国内外株式や投資信託、生命保険といった金融商品を取り扱い、個人のお客様を中心に多くの資産運用コンサルティングに従事してきました。

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今回は現在の60代の方が実際のところどれ程の貯金を持っているのか、確認してみましょう。

定年60代世帯の金融資産保有額

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査〔二人以上世間調査〕令和元年調査結果」によると、60代の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)は下記のような結果となっています。

  • 金融資産非保有・・・23.7%
  • 100万円未満・・・3.5%
  • 100~200万未満・・・4.0%
  • 200~300万未満・・・3.2%
  • 300~400万未満・・・3.9%
  • 400~500万未満・・・2.7%
  • 500~700万未満・・・5.9%
  • 700~1000万未満・・・5.2%
  • 1000~1500万未満・・・9.8%
  • 1500~2000万未満・・・5.8%
  • 2000~3000万未満・・・9.1%
  • 3000万以上・・・15.4%
  • 無回答・・・7.9%

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執筆者
小泉 千恵

ネブラスカ州立大学卒業、サム・ヒューストン州立大学大学院修士課程修了。 大学卒業後、東洋証券で勤務し、海外株式や投資信託、生命保険と言った様々な金融商品を取り扱う。その後渡米し、米国の大学でアスレチックトレーナーとして従事。自分自身の資産運用だけではなく、友人や知人などが抱えるお金の悩みなどの話を聞くうちに、改めて資産運用の重要性を認識。はたらく世代の資産運用の課題を解決したいという思いでファイナンシャルアドバイザー業務に従事。一種外務員資格(証券外務員一種)、3級ファイナンシャル・プラニング技能士(FP3級)を保有。