「課金ゲーム」が子どもの生涯賃金にも影響する?
どうしてそこまで、子どもに教育費をかけるのでしょうか。厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査(学歴別)」によると、大卒・大学院卒(男性)の年収は400万5千円、高校卒だと年収292万9千円。教育は生涯賃金にも影響するのです。もちろん、少しでもよい学歴を得るため、今から課金をするという親の気持ちも理解できますよね。
一方で「課金ゲーム化」する教育に、格差社会の拡大を懸念する声もきかれます。しかし、やはり教育費で家計を圧迫してしまうのは考えもの。近頃はインターネットを通じて安価で学習できるツールなども多数登場しています。自分の世帯に合った教育費のかけ方で、できる限り子どものやりたいことに寄り添っていけたらいいですね。
【参照】
株式会社ファルボ「中学受験は本当に課金ゲームなのか?「中学受験にかかる費用」実態調査レポート
文部科学省「子供の学習費調査」
厚生労働省「国民生活基礎調査(各種世帯の所得等の状況)」
厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査(学歴別)」
古谷 梨子