男尊女卑が最も残っている場所、それは家庭ではないでしょうか。女性は仕事も家事も育児もするという風潮に疲れ切っていたり、モヤモヤを抱えながらすべて背負い込む女性も少なくありません。

それは、夫の問題であっても妻が責められる、という点でも変わりありません。夫の不倫や暴言に悩んで相談しても、「妻であるあなたが悪い」と言われることもあるのです。

夫からも義両親からも「あなたが悪い」

自分の不倫を「お前のせいだ」と責任転嫁をする男性も少なくありません。友人は不倫した夫を問い詰めると、「子どもを産んでから体型が崩れた」「化粧もしないしいつも同じ服を着ている」と逆に責められたそうです。

その後も「飯がマズイから浮気した」「家に帰ってもつまらない」といわれ、段々と不倫は自分のせいかと落ち込むように。

義両親に相談するも「子どもができて構ってもらえなくて寂しかったのね」と息子を許しており、「もう少しオシャレをしたり、息子を構ってあげたら?」と妻に努力を求めてきました。

不倫行為に及んだのは夫であり、育児中に女性がオシャレをする余裕をもつためには周囲の協力が必要です。すべて抱え込んで彼女は苦しみましたが、友人たちから「それはおかしい」と指摘され、離婚を決意しました。