「飯がマズイ」「服がいつもと同じ」という指摘も、女性ならば「自分の努力が足りないのでは」と罪悪感を感じやすい内容だといえます。

それらの指摘が不倫や暴言に直結するわけではないのですが、家庭内では客観性が失われ、特に真面目で責任感が強い女性ほど「だから私が悪い。もっと努力しなければ」と思ってしまうのが問題でしょう。

友人、第三者に相談してバッサリと判断してもらう

令和とはいえ、昭和の価値観を持った義父母に育てられた夫も多い今の時代。「あれ?おかしい」と少しでも違和感を持ったら、友人や第三者など「家族以外に」相談しましょう。

直接相談しづらい場合は、「友人の話なんだけど…」と友人のこととして話してみるといいかもしれません。相談された側が、どちらが悪いと断定しないことも多いですが、どう思うかについてはよく聞いておきましょう。

大切なのは、夫婦関係で少しでもおかしいと思える点は見逃さないこと。夫婦は毎日一緒に過ごす相手だからこそ、「少しの違和感」を見逃しては、やがて大きな問題につながりやすいのです。

客観性を少しでも多く取り入れることが、夫婦間トラブルでは大切だと言えるでしょう。

永山京子