別の友人は、転職してから夫の暴言が増えたといいます。

仕事から帰ってきた夫には無視をされ、休日になると「誰のせいで飯が食えていると思うんだ」という言葉が。自分も働いているといえば「女のくせに」「大した仕事じゃない」とけなされる日々。

仕事で昇進したことを伝えると、また無視が始まり、数々の暴言が出てきます。それを義母に相談すると、「あら~それくらいのこと気にしちゃうのね」とバッサリ。

気にするあなたが悪いと言われ、受け流せない性格でもあるので反省。しかし他にも問題が出たため、離婚を決意することになりました。

家庭という場では客観性が失われがち

上記のケースでは、不倫も暴言も夫の行動です。しかし「夫の問題は妻のせい」という古い価値観が日本にはいまだに残っています。

女性側としても、初めは「自分のせいではない」と分かっています。ただ結婚して数年のうちは夫婦になって日も浅く、夫婦関係に今一つ自信がありません。夫に、そして義両親にまで言われると、「自分が悪いのかな?」と迷ってしまうのです。

たとえば「子どもを産んでから体型が崩れた」「気にする性格だから」といった指摘には、「確かにそうかもしれない」と思ってしまう女性もいるでしょう。