「うわっ、失敗した…」ブラック企業に入ってしまった人のエピソード

先輩のパワハラでうつ状態に

金融機関で働いていたAさんは、異動先で席が隣りになった先輩からのパワハラで苦しんだといいます。

大声で怒鳴られ、次第に「なんでそんなに頭が悪いの?」「一回死んで人生やり直して来い」などと人格を否定するような発言にエスカレートしていったそう。朝起きられない、通勤途中に気分が悪くなるといった状態に陥り、周囲のすすめで心療内科を受診したところ、うつ病の一歩手前と診断されて退職を決めたと話してくれました。

残業や休日出勤が多すぎて疲労困憊

建設会社の現場監督をしていたBさん。残業や休日出勤が当たり前で、夜勤シフトを巧みに使い1カ月で32連勤になることもあったとか。

人手不足のため、自分も一緒に手を動かす毎日。休みが取れず、心身ともに限界だと感じて上司に休みを申請すると「この忙しい時期に休むのか、周りのことを考えろ。別にやめてもいい、お前の代わりはいくらでもいる」といわれて転職を決意したそうです。

まとめ

自分が働いている企業がブラックかも?…と思ったら、厚生労働省の労働条件に関する総合情報サイト「確かめよう労働条件」 を参照してみてください。相談機関の紹介ページもあります。また、安全衛生優良企業マーク推進機構のサイトで、ブラック企業簡易診断のページを見てみるのも良いでしょう。

精神的・肉体的に辛い労働環境であれば、無理に我慢することはありません。周囲の信頼できる人やしかるべき機関に相談し、心身ともに壊す前に早めに手を打ちましょう。

参考

第4回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査 リスクモンスター(株)

【実施概要】

  • 調査方法  : インターネット調査
  • 調査エリア : 全国
  • 期間    : 2020年8月7日(金)~8月11日(火)
  • 調査対象者 : 新卒入社1~3年目の男女個人
  • 有効回収数 : 600サンプル

確かめよう労働条件ー労働条件に関する総合サイトー 厚生労働省
非営利一般社団法人 安全衛生優良企業マーク推進機構

池田 蒼