県庁所在地別1カ月あたりの世帯主収入は?

では、実際に「年収500万円」とは、どのような金額なのでしょうか。

テレビや雑誌などで、日本の平均年収額を見かけることもあるかと思いますが、国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、2019年度の1人当たりの平均給与は年間436万円でした(男性540万円、女性296万円)。しかし、これはあくまで全体の平均ですので、地域によっても金額には差が出てきます。

総務省統計局発表の「2019年度 家計調査」では、都道府県庁所在市別の勤労世帯の世帯主収入(1カ月あたり)が示されています(図表2参照)

図表2:都道府県庁所在地別 1か月間の世帯主収入(勤労者世帯)

出典:総務省統計局「2019年度 家計調査」を参考に編集部作成