「介護を拒否する心理とは?」私が認知症の人と信頼関係を築いた4つの方法。

さいごに

介護拒否への対応に最も必要となるのは、介護の技術ではなく、コミュニケーションをしっかりとることです。介護される側の立場になって考え、不安に寄り添うことが大切なのです。

筆者も、最初から認知症高齢者と信頼関係を築けたわけではありません。オムツ交換時に拒否されたり、介助中にひっかかれたりしたこともあります。

「自分だったらどんな風に介助されたら穏やかでいられるだろう…」、と悩み、考えました。

そして、先述の4つの対応にたどりついたのです。

いままで私に暴言を吐いていた認知症の人が、徐々に穏やかな表情になっていくのが分かりました。そして、「待っていたよ」「あんたじゃなきゃダメだ」というような言葉をかけてくれるようになったのです。

介助中も、次の動作を声かけすると、「はいよ」と自ら体勢を変えてくれるなど協力的になり、介助後には「ありがとう」と自らお礼を言ってくれるようになりました。

今回紹介した対応は、1回で効果が出るものではありません。ちょっと大変ですが、接するたびに毎回丁寧に声かけすることを心がけてみましょう。

同様のお悩みを抱えているみなさんが、穏やかな気持ちで介護生活を送るためのご参考になればと思います。

鈴木 咲季

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介護福祉士・福祉住環境コーディネーター2級・福祉用具専門相談員の資格を保有。


特別養護老人ホームでの介護職や、福祉用具レンタル会社での住宅改修業務を経験し、現在はwebライターとして活動中。

介護職時代のリアルな実体験や、細かな介護方法、介護リフォームなどの知識を、分かりやすく発信していきます。