その他では、「緊急避妊薬」を政府が2021年中にも処方箋なしで薬局にて購入可能とする方針を固めたことが報じられたことを受け、あすか製薬(4514)が一時+11%超高へ爆騰し、富士製薬工業(4554)も一時+10%弱高へ爆騰したことが目を引きました。

日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄

  • イオン(8267)
  • KDDI(9433)
  • 7&Iホールディングス(3382)

傘下の全日空が冬季賞与の支給見送りと基本給削減を柱とする抜本的な人件費削減策に踏み切ることが報じられたANAホールディングス(9202)が、一時▲2%安まで下落しました。普通、この類のリストラが報じられると株価上昇となるケースが多いのですが、株式市場はこの方針を評価していないようです。

また、小売り株では、前日に四半期決算で大幅な赤字幅縮小を発表したイオン(8267)が取引時間中に4日連続で年初来高値を更新しましたが、黒字化には至らなかったことから結局は失望売りを浴びて一時▲4%弱安へ急落しています。

その他では、「Go To イート」の少額飲食によるポイント稼ぎが問題化したことを受け、ぐるなび(2440)が大幅下落となったことが目を引きました。

新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が大幅高で連日の年初来高値更新となり、前日にストップ高のCYBERDYNE(7779)も続伸して高値更新となりました。

葛西 裕一