お金はフローも重要!安泰な老後のために今からできること

7月31日厚生労働省が発表した「令和元年簡易生命表の概況」によれば、男性の平均寿命は81.41年、女性は87.45年。また、75歳まで生存する人の割合は、男性で75.8%、女性で88.2%という結果が出ています。老後は想像以上に長く、また多くの人が向き合わなければいけない問題であることが分かります。

定年後、これまでの貯金に頼る以外に隔月で支給される年金の存在は、とても貴重で安心感のあるものです。定期的に入ってくる収入が心の安定につながり、明日への活力の源となります。ここにもう1つ、仕事による固定収入が加わることで、適度な緊張感により毎日にハリが出ると共に、生活不安を解消する心強い柱となります。貯蓄というストックだけではなく給与というフローにも注目することで、老後のマネープランをより強固なものにしていきたいですね。

【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。


【参照】
総務省統計局「統計からみた我が国の高齢者
内閣府「令和元年度高齢者の経済生活に関する調査結果
総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)2019年平均結果
厚生労働省「令和元年簡易生命表の概況

綾瀬 あろは