9月21日の敬老の日を迎えるにあたり、総務省統計局は日本の高齢者の実態について取りまとめた資料「統計からみた我が国の高齢者」を発表しました。これによると9月15日現在で65歳以上の高齢者が総人口に占める割合は28.7%と過去最高となりました。これは世界においてもトップの割合であり、日本は世界で最も高齢化が進んでいる国ということになります。
また同時に、高齢者の就業者数も16年連続で増加しており、2019年は892万人と過去最高を記録、年を重ねても働きつづける社会が到来していることが分かります。とはいえ、労働により定年前と同様の収入を得るのは難しいことが予想されることから、貯金や年金をうまく組み合わせて安定した老後を送りたいと考える人が多いのではないでしょうか。
そこで、今回は70歳以降のマネー&ライフについて考えていきます。