新しい職場を探したい場合

定年後は年齢がネックとなり、特別な技術や経験が重視される職種でない限り、正社員雇用は難しいのが一般的なようです。ただ、シニア層活用の動きは強いため、正社員にこだわらなければ再就職は可能です。以下のような媒体や手段で定年後の仕事を探せるでしょう。

  • 信頼性の高いシルバー人材センターに登録する(年会費が必要な場合が多い)
  • 未経験職種にも挑戦できるシニア向け求人情報サイトを活用
  • これまでの人脈を活かして、知人や友人に紹介してもらう
  • やってみたかった飲食店や販売店などの自営業に挑戦する

シニアワークは「在職老齢年金制度」も理解しておこう

働き続けるシニアの場合、自身の年齢や収入は受給する年金額にも影響します。収入に応じて老齢厚生年金の支給金額が下がる「在職老齢年金」が適用されるからです。(※支給額が変動するのは老齢厚生年金のみ)

老齢厚生年金に影響するのは、65歳未満で月収入(総報酬月額相当額と老齢厚生年金の基本月額の合計)が28万円、65歳以上で47万円を超える場合です。基準額を超える場合は、年金額の一部または全額が支給停止となります。