世代別にみる、みんなの貯金はいくらか

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今回は2020年5月15日に総務省統計局から開示された「家計調査報告(貯蓄・負債編)」をもとに、二人以上の世帯についての家計を見ていきたいと思います。

貯蓄と言うと皆さん預貯金を想像するかもしれませんが、実は貯蓄の中には預貯金の他に有価証券であったり保険であったり様々なものが含まれています。

今回は預貯金を中心として皆さんが持っている貯蓄現在高について、統計をもとにじっくりと振り返っていきましょう。

世代全体の貯蓄はどうか

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まずはじめに、全ての世帯について、貯蓄はいくらあるのかについてみていきましょう。

2019年の二人以上の世帯の貯蓄現在高は1755万円となっており、2018年よりも3万円増加しています。貯蓄について改めて説明しておくと、預貯金だけではなくそれ以外の金融資産も含まれます。

また、二人以上の世帯についての年間収入は629万円となっており、こちらは2018年と比べて7万円の増加となっています。貯蓄現在高の年収比については279%となっており年収の約3倍が貯蓄現在高となっております。

貯蓄保有世帯の貯蓄現在高の中央値は1033万円となっており、2018年と比べると約3万円の増加となっております。 先ほどの平均値である1755万と比べると大きく下がっているように見えますが、これは平均値と中央値の違いとなります。

中央値についてご存知のない方もいらっしゃると思うのでここで解説をしておきます。中央値というのは、数字を小さい順に並べてちょうど真ん中の数字を中央値と言います。 たとえば、クラスの同級生の中で背の順に並んで真ん中の背の高さの生徒が中央値ということになります。

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。Twitter:SatooshiX