みんな預貯金はいくら持っているのか

さてここまで貯蓄の保有金額についてみてきましたが、ここからは金融資産ごとにどの程度の金額を持っているのかについて見ていきましょう。

先ほど貯蓄の平均値について1755万とお話をしました。その内訳を見ていきましょう。

そのうち、通貨性預貯金が494万円、定期性預貯金が644万円ということになり、いわゆる預貯金は1138万ということになります。こうしてみると、日本の二人以上の世帯で預貯金は平均で1000万円以上ということになります。皆さんかなり持っているなという印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

また預貯金以外の金融資産についても見てみましょう。生命保険などは345万円、債券や公社債投資信託などの有価証券については234万円となっています。

比率で言うと、通貨性預貯金と定期性預金を合計したいわゆる預貯金では約65%を占めており、二人以上の世帯においては預貯金の比率がかなり高いといえるでしょう。