今は夫の勤務日数も少し持ち直してきているというAさん。しかしこの先、いつ同じ状況に陥るかわからない、それどころかもっと深刻な状況に直面する可能性だってあるのが現在の世の中。Aさんは、自身の収入もアップできるよう努力しながら、自分の言葉と態度で夫とのギャップを埋める努力を続けているそうです。

まとめ

子どものいる家庭では尚更ですが、夫婦の結束力は一家の生活を大きく左右します。安心して生活を送っていくためには、夫婦で力を合わせることが何よりも大切。コロナ禍に対する危機感の違いが如実にあらわれたAさんのケースでは、能天気な夫に対して、Aさんが向き合い続けようとした姿勢が印象的でした。

「コロナ離婚」などという言葉も生まれましたが、危機的状況にさらされたときこそ、他でもない夫婦の力が試されているのだと思います。未知の部分も多い新型コロナウイルスは、まだ当分の間、不安の種として身近に存在し続けるでしょう。

経済面も含め生活の変化を通して、夫婦や家族のあり方を再確認し、絆を強めるチャンスととらえる人も多いのではないかと感じています。

川西 まあさ