大体10万円ほどが毎月の手取り額から減ったとか。休業手当は通常の7割分しか出なかったそうで、Aさんは「その分をどうやって補填していけばいいのか…」と頭を抱えていました。

危機感なし? 夫は休日を満喫

通常なら、これだけ収入が減れば危機感を持ちそうなもの。しかし、Aさんの夫は危機感を抱くどころか、家庭菜園やジョギングを開始。今までよりも格段に増えた休日を満喫し始めました。

夫の勤務先だけに起きている危機なのであれば、すぐにでも転職先を探してこれまでと同じくらいの収入が得られるところへ移るという方法も選択できます。しかし、今はそうではありません。

コロナ禍に世界中が巻き込まれているため、どの企業も苦しい状態にあるのです。Aさんとしては、これまで休日なんてロクに取れなかったから…と夫の気持ちを思いながらも、「経済の流れを見ながら、今後も生き残れるような業種への転職も視野に入れて、先のことを考えてほしい」というのが本音だったそう。

さらに、夫の勤務先が公式に副業を認めたことを受け、「休日をただ休息や趣味のために使うんじゃなく、Uber Eatsなり運送のバイトなり、お金になる動きをしてよ…」──と、時間の使い方についても意見を持っていたため、夫婦間の衝突がどんどん増えていきました。