新型コロナウイルスのまん延によって出された緊急事態宣言。解除後も以前のような生活へ完全に戻ることはできず、経済的な打撃を受けている人も少なくありません。とはいえ、何らかの方法で生活は維持していかなければなりません。

今まで通りの収入を維持するために、なにか手立てを考えなければ…。しかし、夫と妻とでこの危機に対する感じ方に温度差が生じるケースもあるようです。

今回は、収入を維持しなければと躍起になる妻と、「なんとかなるよ」と悠長に構えている夫とのコロナ禍エピソードご紹介します。

残業・休日出勤なし、自宅待機の日も…

今回ご紹介するAさんの家庭は、夫が正社員、Aさんがパートという働き方で生活をしてきました。小学生と未就園児の子ども2人がいる、4人家族です。

夫は通常、月〜金の週5日勤務で、土曜日もクライアントの予定に合わせて休日出勤をすることがしばしば。

しかし緊急事態宣言が出されたあと、夫の出勤日が減り始めたのです。取引先が新型コロナの影響を受け始めたこともあり、勤務できる日数が激減。会社側からも月〜金の間でどこか1日は休むようにと指示があり、休業手当が出るとはいえ、残業なし・休日出勤なしで収入はガタ落ちしたそうです。